教えて!佐沢社長!「ローンのお悩み特集」中級編

マイホームを持つために、多くの人が通る関門が住宅ローン審査。審査に落ちてしまうと、その夢が一気に遠のいてしまうことも。しかし、審査に落ちた理由を理解し、適切な対策を講じれば、再チャレンジで審査に合格する可能性が高まります。この記事では、住宅ローン審査に落ちる主な理由と、その克服方法について解説します。

住宅ローン審査に落ちた?その理由と克服する方法

1. 住宅ローン審査に落ちる主な理由
信用情報に問題がある場合

信用情報って何?って思うかもしれないよね。実は、私たちが金融機関と取引をする際には、その取引履歴が信用情報として記録されるんです。例えば、クレジットカードの支払いが遅れたり、ローンの返済が滞ったりすると、それが信用情報機関に記録されます。住宅ローン審査では、この信用情報をチェックして、借り手の信用を判断するんですね。もし信用情報に問題がある場合、審査に落ちる可能性が高くなります。

【参考】
個人信用情報について(JCCA 日本クレジットカード協会)

https://www.jcca-office.gr.jp/consumer/personal/personalinfo/

収入が不安定である場合

収入が不安定な人は、住宅ローンの返済ができなくなるリスクがあるとみなされ、審査が厳しくなることがあります。特に、フリーランスや契約社員など、安定した収入がない人は注意が必要です。安定した収入があることをアピールする方法や、勤続年数をアップさせることで、審査に通りやすくなることもありますよ。

借入れ総額が高すぎる場合

既に多額の借金がある人は、さらに住宅ローンを借りるのは難しいかもしれないよね。金融機関は、借り手が返済能力を超える借金を抱えることを避けたいと考えているので、借入れ総額が高い場合、まずは他の借金を減らすことが、住宅ローン審査に通る近道かもしれませんね。

他の債務が多い場合

他にも、クレジットカードのリボ払いやカードローンなどの借金がある場合、住宅ローン審査に影響が出ることがあります。これらの借金は、総量規制(※)によって、年収の3分の1までしか借りられないと決まっています。総量規制を超えると、住宅ローン審査に落ちる可能性が高まるので、注意が必要ですね。

※総量規制:借金に関する法律で、個人が借りられる金額の上限を決める制度です。これにより、過剰な借金を抑制し、借り手の生活を守ることを目的としています。

【参考】
総量規制について(日本貸金業協会)
https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/annual_income.php

申請者の年齢が高い場合

実は、住宅ローン審査では、申請者の年齢も考慮されます。高齢者は、残念ながら働ける期間が短いと判断され、審査に落ちることがあるんです。ただし、これは一概に高齢者が住宅ローンを組めないというわけではありません。年金収入や、家族が一緒にローンを組むことで、審査に通る可能性もあります。年齢を考慮した住宅ローン選びをすることが大切ですね。

以上が、住宅ローン審査に落ちる主な理由です。これらの理由に心当たりがある場合、対策を立てて再度チャレンジすることをお勧めします。次の見出しでは、それぞれの理由に対する具体的な対策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

2. 審査に落ちた理由に応じた対策
信用情報を改善する方法

信用情報に問題があると、住宅ローン審査に影響しますよね。そんなときは、まず過去の滞納や延滞を解消しましょう。クレジットカードや携帯電話料金の支払いを滞らせないように心がけることも大切です。信用情報は時間が経つと徐々に改善されるので、焦らずゆっくり改善していきましょうね。

【ワンポイントアドバイス】信用情報の改善にはどれくらいの時間がかかる?

信用情報上の事故情報は永遠に残るわけではなく、一定期間が経過すれば回復します。しかし、事故情報の原因や信用情報機関によって回復までの期間が異なります。基本的な登録期間は5年ですが、債務整理をした場合は最大10年間登録されることもあります。

事故情報の回復までの期間を確認するには、信用情報機関を特定し、その登録期間を確認する必要があります。例えば、長期延滞の場合、滞納を解消してから5年間が一般的ですが、契約の日付によっては1年間で回復する場合もあります。

ただし、場合によっては登録期間の5年を超えても情報が消えない場合があります。過去に借金などをしていた方は、完済して5年経っても、ローン審査の前に信用情報をご自身で取得して確認してみることをお勧めします。もしまだ消えていない場合は、弁護士に相談して消してもらえる可能性もあります。

収入状況の安定化と審査通過のコツ

収入が不安定だと審査に落ちることがあります。収入が安定していると証明できるよう、税務証明書や源泉徴収票(※給与明細のようなもの)をしっかりと準備しましょう。また、勤務先の詳細や職務内容を具体的に説明することで、審査官に安心感を与えることができますよ。

借入れ総額を減らす方法

借入れ総額が高いと、住宅ローン審査に影響が出ることがあります。まずは他の借り入れ(カードローンや車のローンなど)を減らすことが大切です。借入れを減らすことで、住宅ローンの返済能力が上がり、審査に通りやすくなりますよ。

他の債務を整理・返済する方法

他にも多額の債務がある場合、まずはそれを整理・返済しましょう。債務整理には任意整理や自己破産などの方法がありますが、専門家に相談して最適な方法を選ぶことが大切です。債務を整理し、返済計画を立てることで、住宅ローン審査にもプラスの評価がもらえますよ。

【ワンポイントアドバイス】債務整理してからローンが組めるようになるまでの期間は

任意整理や自己破産の場合、信用情報機関ごとに回復までの期間が異なります。任意整理の場合、CICでは契約終了から5年、JICCでは契約日によって5年または契約終了から5年、KSCでは登録されないことがあります。自己破産の場合、CICJICCでは事故情報発生から5年、KSCでは破産開始の決定から10年以内です。

【参考】
指定信用情報機関について(日本貸金業協会)
https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/designated_credit.php

年齢を考慮した住宅ローン選び

極論を言えば、70歳以上の高齢者でも、条件によっては住宅ローンを組むことはできますが、金融機関は借入時年齢と完済時年齢に制限を設けているので、条件を満たす必要があります。高齢者が住宅ローンを利用する際には、借入時年齢が70歳以下、完済時年齢が80歳以下であることが一般的です。

最近注目されているリバースモーゲージは、すでにマイホームをお持ちの方に便利な金融商品です。マイホームを担保に、生存中はローンの利息分だけを支払い、契約者が死亡したときに担保である不動産を処分して借入金を返済する仕組みです。これは、主な収入源が年金のみの高齢者にとっては大きなメリットだと思いますね。

【参考】
リバースモゲージとリースバック(国民生活センター)
https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202212_02.pdf

ただし、リバースモーゲージでは担保とする不動産の価値をかなり低く評価する傾向がありますので、満足のいく借入額が確保できなかったり、場合によっては借入額を担保の不動産で完済できない可能性もゼロではありません。非常にメリットが多い一方で、通常の金融商品よりも複雑な仕組みですので、利用するときは専門家のアドバイスを受けるのもおすすめです。

3.住宅ローン審査に落ちる人が知らないポイント
過去の金融トラブルが影響する場合

意外と知られていないことですが、過去の金融トラブル(例えばクレジットカードの滞納やキャッシングの遅延)が住宅ローン審査に影響することがあります。ただし、大事なのは、一定期間以上の滞納がある場合で、CIC(信用情報機関)に記録が残っているかどうかです。ちょっとした遅延なら大丈夫!そんな場合は、改めて今後はきちんと支払いを行うように心がけましょうね。

保証人の影響

保証人の選び方も、住宅ローン審査に影響するんです。保証人の信用情報や収入状況が審査の対象になることがあるので、適切な保証人を選ぶことが重要です。信用情報がしっかりしていて、安定した収入がある方を選ぶと、審査にプラスに働くことがありますよ。

職業や勤続年数の影響

職業や勤続年数も、住宅ローン審査に影響します。安定した収入がある会社員や公務員の方が有利になることが多いですね。また、勤続年数が長い方が審査にプラスに働くことがあります。転職を考えている方は、住宅ローン審査を受ける前に転職を済ませておくか、審査が終わるまで待つことを検討してみてください。

申告書類の不備や不足

住宅ローン審査では、いろいろな書類が必要ですが、その書類が不備だったり不足していると、審査に落ちることがあります。例えば、収入証明書や源泉徴収票、住民票などが必要です。書類を提出する前に、しっかりチェックして不備がないか確認しましょう。もし不足があった場合は、早急に対応して正確な書類を用意しましょう。また、提出する書類の内容が正確であることも大切です。例えば、収入証明書の金額が正しく記載されているか、住民票の住所が最新のものかなど、細かい部分もチェックしておくと安心ですよ。

住宅ローン審査に落ちる理由はさまざまですが、知らないだけで落ちてしまうポイントもあるんですね。これらのポイントを押さえて、審査に臨むことで、より審査通過に近づくことができるはずです。

4.住宅ローン審査に再チャレンジする際の注意点
再審査のタイミング

業や勤続年数も、住宅ローン審査に影響します。安定した収入がある会社員や公務員の方が有利になることが多いですね。また、勤続年数が長い方が審査にプラスに働くことがあります。転職を考えている方は、住宅ローン審査を受ける前に転職を済ませておくか、審査が終わるまで待つことを検討してみてください。

金融機関の選び方

再チャレンジする際には、金融機関の選び方も大切です。前回の審査に落ちた金融機関とは異なるところを選んでみるのも一つの方法です。例えば、地方銀行や信用金庫、信用組合などは、地域密着型で審査が柔軟なことがあります。また、フラット35などの固定金利型住宅ローンも検討してみましょう。金利が安定しているため、長期的な返済計画が立てやすくなります。

記入内容の見直しと添削

審査に落ちた理由の一つに、申請書類の不備や不足があることも考えられます。再審査に向けて、書類の記入内容を見直し、必要な添削を行いましょう。特に、収入証明書や借入れ状況の記載には注意が必要です。また、審査に有利に働く要素(例えば、勤続年数や昇給の見込みなど)を強調することも大切です。

目標物件の見直し

住宅ローン審査に再チャレンジする際、目標物件を見直すことも視野に入れましょう。例えば、物件価格が高すぎる場合、購入価格を抑えることでローン総額が減り、審査に通りやすくなります。また、土地や建物の面積を見直して、無理のない範囲で計画を立てることも大切です。さらに、中古物件やリフォーム物件を検討することで、新築物件に比べて価格が抑えられる場合があります。

5.まとめ

住宅ローン審査に落ちた場合でも、焦らず冷静に対策を立てることが大切です。再審査に向けて、状況を整理し、適切な対策を実行していきましょう。信用情報の改善、収入状況の安定化、借入れ総額の減少、他の債務の整理・返済、目標物件の見直し、金融機関の選び方、記入内容の見直しと添削など、様々な面で対策を行うことが重要です。これらのポイントを押さえて、再チャレンジに臨むことで、住宅ローン審査に通る可能性が高まります。より具体的なアドバイスが欲しい方は、一度うちの『お金とローンの無料相談会』に参加して見てください。

次回は 「収入が低くても住宅ローン審査に通る方法:借金や過去の問題を克服するアドバイス」 についてお伝え致します!

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